令和7年7月、短時間労働者の「年収の壁」問題に対応するために、新たな助成金制度がスタートしました。
キャリアアップ助成金「短時間労働者労働時間延長支援コース」は、いわゆる「130万円の壁」を理由に労働時間を抑えていた短時間労働者の就業機会を拡大することを目的に、企業が所定労働時間を延長する取り組みを支援するものです。
労働者1人あたり最大75万円の助成!
「短時間労働者労働時間延長支援コース」は、現在社会保険に加入していないパート従業員の方を、新たに社会保険に加入させた企業に支給される助成金です。
この助成金は、労働者1人あたり最大で75万円が助成されます! しかも、1年度あたりの申請人数の上限はありません!つまり、要件を満たせば複数人の申請が可能です。中小企業にとって、人手不足対策・人材確保に役立つ強力な支援策といえます。
助成の対象となる「短時間労働者」とは?
助成金の対象となるのは、以下の条件を満たす短時間労働者です。
- ・週の所定労働時間が20時間以上30時間未満だった方
- ・労働時間の延長によって、新たに社会保険の被保険者となった方
企業も労働者も「Win-Win」の助成金!
この助成金は、企業と労働者の双方に大きなメリットをもたらす「Win-Win」の制度です。
- ・労働者にとってのメリット
年収の壁を気にせず働くことができ、社会保険に加入することで、将来の安心と処遇改善につながります。 - ・企業にとってのメリット
深刻化する人手不足の解消に大きく貢献し、優秀な人材の確保・定着、従業員のモチベーション向上にもつながります。
手続きについて
助成金を受けるためには、社会保険加入日の前日まで(例えば、2025年10月1日加入であれば同年9月30日まで)に、キャリアアップ計画書を都道府県労働局へ提出する必要があります。その後、取り組みを6か月間継続したうえで、2か月以内に支給申請を行ってください。
「130万円の壁」を気にせず働ける職場づくりを
「130万円の壁」を気にせず、従業員が安心して長く働ける職場を整えることは、企業にとっても働く人にとっても大きなプラスになります。
ぜひこの新しい助成金を活用して、働きやすい環境づくりや働き方改革の一歩を踏み出してみませんか?
助成金が支給されるまで完全サポートいたします
「制度は魅力的だけど、手続きが複雑で難しそう…」と感じる方もご安心ください。
本助成金の活用にあたっては、助成金が支給されるまで完全にサポートする、完全成功報酬型(助成金が支給された場合にのみ報酬をお支払いいただく後払い方式)で対応可能な提携社労士をご紹介いたします。
申請準備から支給申請まで、フルサポートでご支援いたします。制度のご活用をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
対応地域
【関西】京都府、大阪府、兵庫県
【中国】岡山県、広島県
※その他の地域につきましては、別途ご相談ください。


(引用元:厚生労働省より)